WHY DANCE?

社交ダンスでは、リーダー役が身体を通じて次のステップを伝えて、フォロワー役はそれを自分の身体に取り込む、というノンバーバル(非言語)コミュニケーションが不可欠です。
手や身体の動き、目線や表情などの言葉以外の意思疎通で、相手の気持ちを受け取る感受性が自然と身に付きます。

また、相手を尊重しながら練習することで、自分にないものを吸収できる多様性が身に付き、相手に感謝をする気持ちが育まれ、チームワークやパートナーシップの向上に繋がります。

社交ダンスはこれらの理由から「美しさ」の意識が根底にあります。
　1. ドレスアップに見合う所作
　2. 大勢の中で踊る時に良く見える
　3. 相手にとって踊りやすい
「社交ダンスが上手くなること＝姿勢が良くなること」と言っても過言ではないでしょう。

ボールルーム種目ではスッキリとしたショルダーラインが最も重要。
ラテン種目でも、両ヒザを開いたままだらしなく歩いたり、つま先が内股で肩を丸くして歩くことはNGです。

社交ダンスといえば、ロングドレスと燕尾服で華麗に舞う姿をイメージがありますよね。
あるいは、セクシーなドレスで激しくエモーショナルに踊るイメージもありますね。

シューズはハイヒールにエナメル革。
ヘアセットもアップスタイルでエレガントに。
メイクも美しく舞台仕上げ。

これらを一度にすべて味わえるのが社交ダンスです。
ただ踊るだけではない、非日常感で別の自分を発見できるのは、他の趣味にはない唯一無二の魅力です。

人間誰しも老いには勝てない。
社交ダンス愛好家以外は。

と言いたくなるほど、社交ダンスを嗜む方は皆さん実年齢より若く見えます。

▶ 足のつま先から頭の先までストレッチした状態で動く
▶ 約半分が”後退”の動き
▶[相手の動き][音楽のリズム]を意識しながら[自分が動く]という複合動作

など、日常生活には少ない動作が頻繁にあるので、踊ること自体がトレーニングとなります。

ダンスを踊る方は、初級者から上級者まで、子供からご年配の方まで、様々なバックグラウンドの方がいらっしゃいます。また海外でも同じステップで踊れるので、異文化交流として楽しむことができます。

教室内やサークル内、発表会などを通じて多くのダンス仲間と出会えるので、新たな友人作りに最適です。
さらに、その中で結婚されたカップルもいらっしゃいます。

会社や家庭での仕事に追われ、行き場のないストレスが心身に蓄積される現代。
ダンスフロアーに立って踊るだけでそんなモヤモヤがスッと肩から降りていく、皆さんそう言います。

日常のことを忘れて、ただただステップに没頭する。
人と触れ合いながら、楽しく身体を動かす。
相手がどんなに凄い立場の人であっても踊る時はみんな平等で、純粋にダンスを楽しむ。

どんな薬よりも健康に効く薬かもしれません。