社交ダンスとは?



社交ダンスと聞いて何をイメージするでしょう?

映画「Shall We Dance?」や、芸能人社交ダンスは有名ですね。
一般的にはほかのダンスに比べて、あまり激しく動くイメージはないかもしれません。

その一方で競技ダンスとしての一面もあり、
まさにスポーツと呼べるだけのエネルギッシュなダンスでもあります。

誰とでも挨拶代わりに踊って楽しむ社交ダンス。
小・中学生からシニア世代まで各カテゴリー別に行われる競技会。
一つの作品を創り上げるデモンストレーション。

このようにダンスは様々な方が幅広く楽しめる舞台があります。


 他のダンスとの違い 

それは“2人ならではのダンス”という点です。
2人の力を利用し合って、1人では出せないスピードや芸術を生み出すことが出来ます。
そしてもちろん、1人のダンスでは感じることのできない「人と人との繋がり」を、
思いやりやマナーを通じて、人間としてより自然な形で表現することが出来ます。
男女の駆け引きや役割など、追究していくととても奥が深いものになります。


  社交ダンスの発祥

社交ダンスは「ソシアルダンス」「ボールルームダンス」とも
呼ばれており、世界中のダンスを一堂に集め、
イギリス人によってボールルーム(舞踏場)で、
踊れるように改良されたものです。
18世紀後半のヨーロッパにおいて、一対の男女が向かい合った
クロースホールドで踊る「ウィンナーワルツ」を踊るようになり、
この時をもって、社交ダンスの誕生と言われています。
以降、社交界では必須とされ、ヨーロッパ宮廷の舞踏会の中で
発達していきました。

ブラックプール

社交ダンスの聖地・ブラックプールのボールルーム

 社交ダンスの種目 

スタンダード(モダン)の種目

ワルツ イメージ 哀情の中で優雅に舞うダンス
ステップの特徴  3拍子のスローなテンポで踊る、繊細かつダイナミックなステップが特徴 
成り立ち ウインナーワルツがアメリカに渡り、テンポの遅いスローワルツが誕生
 
タンゴ イメージ キレ味鋭い紳士的なダンス
ステップの特徴  歯切れの良い曲調で、重心を落とした足さばきの速いステップが特徴
成り立ち 19世紀後半にブエノスアイレスでタンゴが作られ、
その後イギリスに渡って社交ダンス用のタンゴに改良
 
スローフォックストロット  イメージ ゆとりを感じる大人のダンス
ステップの特徴  4拍子のスローなテンポで踊る、途切れなく歩くようなステップが特徴
成り立ち 1910年代にアメリカでフォックストロットが生まれ、
1929年に英国にてスローワルツの要素を取り入れた、スローフォックストロットが誕生
 
クイックステップ イメージ ハッピーでスピーディなダンス
ステップの特徴  アップテンポなジャズに乗って、
風を切るように駆け抜けるステップが特徴
成り立ち フォックストロットにチャールストンの動きを取り入れたものがクイックステップ
 
ウインナーワルツ イメージ まさに宮廷舞踏会で踊られるダンス
ステップの特徴  早い3拍子のリズムで、フロアを回り続けるステップが特徴
成り立ち 元になるダンスは13世紀頃からヨーロッパで踊られていたが、
1814年ウイーン会議での「会議は踊る、されど進まず」で有名になる
 

ラテンアメリカンの種目

ルンバ イメージ 男女の奥深い愛を表現するダンス
ステップの特徴  スローテンポの曲調で、床に粘りつくようなステップが特徴
成り立ち 1800年代初期にカリブ海に浮かぶキューバでアフリカ系住民の間で
ルンバのリズムが生まれ、1930年代にヨーロッパに渡って社交ダンスのルンバが誕生
 
チャチャチャ イメージ 爽やかな恋の始まりを楽しむようなダンス
ステップの特徴  軽快でハッキリしたリズムで、ストッピングの効いたステップが特徴
成り立ち 1940年代、キューバ人によって
ルンバにジャズの要素が加えられて作られたマンボが大流行。
その数年後に、マンボからダンサーの床を叩く音が語源のチャチャチャが誕生
 
サンバ イメージ エネルギッシュで情熱的なダンス
ステップの特徴  ヒップをリズミカルに動かし、常に止まらないムーヴメントが特徴
成り立ち ブラジルでアフリカ系住民の間でサンバが生まれ、後にカーニバルで踊られ、
上流階級の人々が室内で踊れるようにアレンジし、
それを1950年代にヨーロッパで改良したものが社交ダンスのサンバ
 
        パソドブレ         イメージ 男性が力強いマタドールを演じるダンス
ステップの特徴  静の中にも激しさがあり、ラテンでは唯一ヒップを動かさないのが特徴 
成り立ち 1920年代にフランスのバールにおいて、スペイン音楽を用いて踊るステップが生まれ、
1940年代イギリスでそれをベースにパソドブレが体形化
 
ジャイブ イメージ 打ち解けた2人の砕けたダンス
ステップの特徴  最もテンポが速く、跳ねるようなリズムや足を振るステップが特徴
成り立ち アメリカでは1920年代にジャズ音楽に合わせて踊られた
リンディホップというステップに、スゥイングのリズムが加えられて作られたのがジルバ。
そのジルバがイギリスに渡り、リズムやステップが整えられてジャイブが誕生
 

パーティーダンス

ラテン&スタンダードのベースとなる種目で、簡単なステップ構成のためパーティーでよく踊られます

ブルース スローフォックストロットと同じ曲で踊られる
マンボ チャチャチャと同じ曲で踊られる
スクエアルンバ ルンバと同じ曲で踊られる
ジルバ ジャイブと同じ曲で踊られる

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